令和3年度 地域連携・研究推進センター活動報告書第8号
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181.はじめに 米沢栄養大学食育サークル「もぐもぐラボ」の学生、および福島学院大学短期大学部食物栄養学科の「はらくっちん」プロジェクトに所属する学生とともに、親子が楽しく食について学ぶことのできるオンライン、及び対面のワークショップを企画・実施したいと考えた。令和2年度以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、対面でのセミナーやイベントの開催が制限される状況が続いているため、本研究グループは、非対面で小中学生が「食」について楽しく学ぶことができるコンテンツの開発を試みた。また、県内の新型コロナ感染症注意・警戒レベルが比較的落ち着いている状況に限り、対面でのワークショップも実施することとし、どのような状況であっても、子どもたちが手軽に「食」について学ぶことができる機会を作ることを目指した。食に対する関心を高めるために、調理の体験だけではなく、科学実験教室の側面も持ち合わせたワークショップを実践することが必要だと考え、調理と実験の両方の体験ができる、ワークショップ・非対面コンテンツの開発を目指し、実践した。 また、「もぐもぐラボ」や「はらくっちん」に所属する学生は、将来、管理栄養士・栄養士として多くの一般市民と関わるため、この取り組みが学生たちにとって、より良い教育プログラムとなるよう体制を整えることを目指した。 「もぐもぐラボ」および「はらくっちん」の所属学生の集合写真 小中学生の食に対する関心を高められるような オンラインワークショップの開発と実践 西 田 久美子 実施期間:令和3年4月1日~令和4年3月31日 担当教員:西田久美子 学外共同研究者:三浦佳奈(福島学院大学短期大学部 助教) 古澤輝由(立教大学理学部 准教授)

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