令和3年度 地域連携・研究推進センター活動報告書第8号
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県立病院栄養管理部門との連携事業 231.はじめに 山形県立病院と米沢栄養大学は、それぞれの機能および人材等の連携を推進し、「食と栄養」を通じた県民の健康で豊かな暮らしの実現に向けて、山形県の保健医療の質の向上と、人材育成・資質向上等を目指して、連携事業を行っている。主な取り組みは、「学生コラボ・おいしい減塩メニュー」の提供と情報発信である。減塩というと、おいしくないというようなイメージが先行し、なかなか取り組んでもらえない現状も一部では見られるが、減塩でもおいしい減塩メニューを実際に病院で提供し、それを発信することで、減塩の取り組みが進むようにとの目的で実施している。 2.経過 (1)9月29日病院での提供までのスケジュール 4月:県立病院の担当管理栄養士と大学の教員で、実際のスケジュールの話し合いを行った。 5月:学生から提出されたメニューを教員が添削し、出されたメニューを考慮して4つのグループに班分けした。班ごとに、メニューのブラッシュアップ作業を行った。 6月:大学内で学生が試作を実施しメニューを完成させた。完成した4つのメニューを病院に提出した。提出されたメニューに対して、病院管理栄養士から、コメントが出された。そのコメントに沿って、学生はメニューの改善を行った。 7月:7月10日、本学において、学生が作成した4メニューを病院の管理栄養士の担当者と調理師が試食を行い、9月に提供する1メニューを決定した。 8月~9月:各病院で提供メニューの試作を実施し、病院および大学とでやり取りを重ね、実施メニューを決定した。 北 林 蒔 子 実施期間:令和3年4月~令和4年3月 担当教員:北林蒔子、西田久美子 連携機関:山形県立病院 (県立中央病院、河北病院、新庄病院、こころの医療センター)

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