令和3年度 地域連携・研究推進センター活動報告書第8号
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山形県立米沢栄養大学 学部長 地域連携・研究推進センター長 令和4年12月 令和3年度「地域連携・研究推進センター活動報告書」の発刊に寄せて 日頃より山形県立米沢栄養大学の地域連携・研究推進活動に対し、深いご理解と多大なるご支援・ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。 本学は、山形県初の管理栄養士養成大学として平成26年4月の開学以来、県民の健康で豊かな暮らしの実現に寄与できる栄養に関する高度な専門知識と技術を身につけた人材の育成に務め、保健、医療、福祉、教育など多様な場に送り出しております。 それと同時に、本学では、地域が抱える食と関連する健康課題を明確にし、その解決を図るための地域貢献活動の拠点として、全教員で構成する「地域連携・研究推進センター」を設置し、本学の特色である「栄養と健康の研究に関するシンクタンク機能」と「栄養に携わる者等のリスキリングにも対応した生涯学習の拠点機能」を活かしながら、様々な事業を推進してまいりました。 この度「令和3年度地域連携・研究推進センター活動報告書」を作成いたしましたので、ご高覧いただければ幸甚です。 令和3年度からの新たな取り組みとして、上杉城史苑、(一社)米沢観光コンベンション協会との連携による「健康ランチボックスの監修」、味の素(株)との連携による「アレンジ芋煮のレシピ開発」、キッコーマン(株)との連携による「健康・ベジアップレシピの開発」への着手などを行いました。 前年度からの継続事業としては、県と連携した「減塩・ベジアッププロジェクト」では、「野菜を食べようプラス 1 皿」、「減塩チャレンジ あとマイナス 3g」など、県民が手軽に減塩・ベジアップできる環境づくりの普及啓発活動を行いました。米沢市からの受託事業「企業を対象とした適塩教室」では、「健康長寿日本一」を目指したまちづくりの事業の一環として、市内企業に勤める従業員を対象に、「適塩教室」を実施し、働く世代への適塩に対する意識づけや食生活の改善に取り組みました。また、県立病院や県立保健医療大学、県食品産業協議会などと連携した事業も行うことができました。 「地域連携・研究推進センター」では、今後も本学が地域の発展に貢献できるよう、その推進役としての役割を果たしていきたいと考えております。引き続きご支援ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 大和田 浩子

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