平成28年度活動

　平成28年度に入り、減塩食育プロジェクトの一環である適塩弁当開発は米沢栄養大学3年生4名、2年生4名の新体制となりました。
適塩弁当販売前には学内にて検討会を開き、大学とスーパーマーケットとの意見交換を行っています。

○各スーパーマーケットで販売している弁当の減塩のポイントは次のとおりです。

「おーばん」
・昨年度に引き続き、香味野菜（生姜やバジル、大葉など）を使用し、マヨネーズやビネガーの酸味を利用することで塩味を引き立て、塩分を控える工夫をしました。

「イオンリテール」
・旬の食材を使用し、梅や大葉、ごま油などの香りで塩分を控えても満足感が得られるようにしました（2016年販売イオン秋冬弁当）。
・香味野菜を使用し、更にピーナッツの風味により塩分を抑えてもコクがでるような工夫をしました（2017年販売イオン春弁当）。

「生活協同組合共立社」
・食塩での味付けだけではなく、鶏ガラやトマト缶など塩分以外の風味のある調味料や、少量の生姜・にんにくなどの香りで楽しめるようにしました。

本学では、以上のポイントを意識したメニューの考案・監修を行っています。
販売店舗が増えたことにより、より多くの県民の皆様に食べていただけるようになりました。

　他のページでもご紹介していますが、平成28年6月に国立循環器病研究センター主催「第3回S-1ｇ大会」で、適塩弁当開発のメンバーである3年生の考案レシピが、定食部門にて「金賞（準グランプリ相当）」を受賞しました。くわしくはこちらをご覧ください。

　また、食育SATシステムを使った栄養バランス診断を、イオンモール山形南店の店舗内や、やまがた健康フェアの会場で行いました。
　こちらより様子をご覧いただけます→　イオン　　やまがた健康フェア2016

　S-1ｇ大会の結果など、多くのラジオ番組や新聞に取り上げていただきました。また、YBC山形放送「やまがたサンデー5」でも適塩弁当開発の取組みを取り上げていただきました。
　このように多くのメディアに取り上げていただいたことで、減塩食育プロジェクト事業と適塩弁当のPRになりました。