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カリキュラム・ポリシー

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

 本学の教育課程は、教育研究上の理念とそれに基づく教育目標を達成するため、「教養科目」と「専門科目」の2つの基本的枠組みで構成し、体系的な編成とします。このほか、栄養教諭一種免許状の取得希望者向けに、教職科目として「栄養教諭に関する科目」を配置します。 

【教育研究上の理念】

豊かな人間性と、幅広く深い教養と知識のうえに、栄養に関する高度な専門知識と専門技術を身に付けた国際的な視野を有する人材を育成し、教育と研究の成果に基づき地域と社会に貢献することにより、県民の健康で豊かな暮らしの実現に寄与する。

【教育目標】

① 幅広く深い教養と知識を身に付けた人間性豊かな人材の育成
② 栄養に関する高度な専門知識と専門技術を有し健康を科学的・総合的に考え行動できる人材の育成
③ 山形県の多彩で豊かな食を健康の維持と増進に活用できる人材の育成
④ 国際的な視野を有し地域と社会に貢献できる人材の育成 

【参考資料】

(1)教養科目

○専門分野の枠を超えて共通に求められる知識や思考法などの知的な技法の獲得や、人間としての在り方や生き方に関する深い洞察、現実を正しく理解する力の涵養を図るため、幅広く深い教養と知識を身に付けた人間性豊かな人材を育成する。
○次の2つの科目群で構成する。

① 基盤教育群:学士課程教育の基盤を身に付けるための教育

・「基礎力養成」、「地域学」、「外国語」、「情報処理」及び「保健体育」の5つの分野で構成
・入学後の早い年次に履修するため、1年次と2年次に配置

② 教養教育群:広い視野を持った豊かな人間性を涵養するための教育

・「人間と文化・社会」及び「人間と自然」の2つの分野で構成
・主として1年次と2年次に科目を配置
・一部の科目については、3年次と4年次に配置し、全学年を通した履修体系
 

(2)専門科目

○栄養に関する高度な専門知識と専門技術を有する人材を育成するため、「導入科目」、「専門基礎分野」、「専門分野」、「発展科目」による4つの科目区分で構成する。
○理論と実践を養うため、講義・演習の科目と、実験・実習の科目を1年次から4年次まで段階的に配置し、効果的な学習を行う。

① 導入科目

・専門科目の学習の導入としての位置付け

② 専門基礎分野

・栄養管理を実践するうえで、基本となる人間の健康(疾病)と社会・環境、食べ物の関係について理解
・「社会・環境と健康」、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」、「食べ物と健康」の3つの分野で構成
・「食べ物と健康」は1年次を中心に、「社会・環境と健康」と「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」は2年次と3年次を中心に配置

③ 専門分野

・管理栄養士が果たすべき多様な専門領域のいずれにおいても重要な基盤となる栄養の意義や、個人、集団、地域を対象とした栄養管理について理解
・「基礎栄養学」、「応用栄養学」、「栄養教育論」、「臨床栄養学」、「公衆栄養学」、「給食経営管理論」、「総合演習」、「臨地実習」の8つの分野で構成
・栄養学の基礎となる「基礎栄養学」を1年次から履修し、それにつながる「応用栄養学」と「栄養教育論」を2年次から3年次にかけて配置
・臨床分野と公衆分野での栄養学を学ぶ「臨床栄養学」と「公衆栄養学」を2年次以降に配置
・給食経営の管理を学ぶ「給食経営管理論」を1年次と2年次に配置
・3年次から4年次にかけて実践活動である「臨地実習」を配置
・4年次に総合的な能力を養う「総合演習」を配置

④ 発展科目

・主体的に考える力を養うため、自主的に研究を行う「卒業研究」を3年後期から4年後期までの1年半をかけて実施(必修科目)
・英文の学術論文や書籍を題材に文献の検索と読み方について学ぶ「外書講読」を4年次に配置(選択科目) 

(3)栄養教諭に関する科目

○栄養教諭一種免許状の取得希望者向けに、「栄養教諭に関する科目」を配置
○「栄養に係る教育に関する科目」と「教職に関する科目」による2つの科目区分で構成
○授業科目を1年次から4年次まで段階的に配置